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オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ① [2010年GW 伊勢参拝の旅]

― まえがきに代えて - (オストドが祈りをささげる理由)

「これが最後かもね!」 そうポツリと呟くメストド1号。口癖になっている様である。
「どうだろうね・・・あはは」 そうポツリと呟きながら、腹の中では、「冗談じゃない!」と思っているオストドが一頭。
「ええっ~友達の結婚式があるのに・・・ブツブツ」そうほざく、メストド2号。
3人いや3頭の思惑はそれぞれ別の次元にあるらしい。
「キャンセルしたら・・キャンセル料請求するからね!」 そう“天下の宝刀”を抜く。メストド1号。
「そんなぁ~解ったわよ行けばいいんでしょ・・・まったく・・・」 

そもそも、信じていただけないかもしれないし、笑われるだけかもしれない。
他人は「とうとう・・あの馬鹿気が狂ったらしい」と陰口を叩かれるかもしれないし、「またかよ!」と呆れられるかもしれない。
多分、他人から見れば、気が狂っていると思われる方が、99.9%いるのは、百も承知である。
何しろ、オストドは“予知夢”を見る事が出来るし、予定のスケジュールも突如変更になることがある。仮に決まって予定通り行動しているとすると、大惨事に巻き込まれていることになっているケースが多い。
どこの航空会社とは書く気は更々ないが、とある山に墜落したジャンボにも、本来乗らねばならなかったのだが、スケジュールが急遽変更になり、オストドは北海道の山の中のとあるホテルで、その墜落を知ったわけだし、先の阪神地方を襲った大震災でも、予知夢と急遽のスケジュール変更で、家族を守ることが出来たのだ。
そう言えば、もう何千フライトも乗っているが、天候悪化以外のフライトキャンセルだって、たった1回。それだって“普通だったら飛んでいたかもしれないフライト”搭乗寸前になって、エンジントラブルが発見され、ロッキーの山中に“露”と消えることもなかったし、運転していた自家用車が大破したときだって、カスリ傷ひとつ負わず、
廻りの人は、「死んだ!」と思っていたらしいけど、無事だったわけだし・・・
10万人に一人と言われる“睾丸悪性腫瘍”に罹った際(一応の従兄弟は同じ病で死んでいる)も、立て続けに
予知夢を見て、ついでに立て続けに体調が悪くなった。いつもなら、「疲れのせいだな?」と思うところだが、
この時は、危機覚えのある声が頭の中に響き続き、九死に一生を得た。
そんなオストドではあるが、これは持って生れたものではない。自ら死を望み、入水自殺を図ったのが、小学校の4年生だった。それまでは、それなりの家に育ち、何不自由のない生活を送っていたわけで、ご近所でも評判だった“天使みたいな子供”であったのだが、自分の生い立ちを知らされ、“望まれていたなっか子供”としてこの世に生を受けたことを知り、更に産みの母、そして育ての母と2度も母親に捨てられた事を知り、全ての大人を信じれrなくなっていた少年時代。この時、自ら悪魔に魂を売り渡したのだ。
幼い少年の心に出来た大きな傷は、全てのものを拒絶し、そしてそれを実行に移したのだが・・・・
その時、偶然なのか?必然だったのか?知らないが、幼い少年の命を救った人。そして、その手の温もりから、その少年に“不思議な力”が与えられたのだろうか?
しかし、一度、悪魔に魂お売り渡した少年には、凄まじき試練が次から次へと襲ってきた。それらを乗り越え、大きな代償と大きな愛のお陰で乗り越えた場面もあったわけだが、それらは後日に託すとして、話を先に進めよう
中途半端こそ我が人生なり、と送ってきたわけだが、気づかされた部分もある。
自らのための願いは神様に受け入れられないが、他人のために祈ると不思議なことにまだ、その与えられた力は健在であったと言う事。そして、オストドは自らのためではなく、他人のために祈ることにしたのだが、不思議なものである。そうする事によって、自らが安らぐのだ。自ら冒した贖罪のために祈ることにより、こんなに清々しい気分になれるのだ。今回の旅でもオストドは自らのためには、祈らない。そんな事をしても無駄である。
妻であるメストド1号。そして、娘であるメストド2号のために祈り、そして、多くの人々のために祈りを捧げるつもりである。

「禍は全て我一人に与えたまえ、そして多くの人々に少しでも希望の灯を」 と・・・

それが、オストドの贖罪の日々に課せられたものである。だから、自らのためには祈らない。一人でも多くの人々に希望の灯を届けるために・・・・

(追記)
この旅を終えて、帰宅したオストドに嬉しい知らせが、ソネブロ友から届いた。
先日来、皆様に祈りの力を貸していただいた。ある女性ブロガーさんの回複の兆しの知らせである。
ここに、祈りに力を貸していただいた皆様に、ご報告申し上げると共に御礼を申し上げ、皆様のご健勝とご多幸を心よりご祈念するものである。

さて、各自それぞれ“祈り”を胸にどの様な旅だったのだろうか?
やはり、いつも通り、旅立ちの前日から書き始めるしかあるまい。

オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ②
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オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ② [2010年GW 伊勢参拝の旅]

旅立ちの前日

「遅ぇなぁ~これじゃ・・また・・とっ捕まっちまう。」

オストドはポツンと呟いた。既に内線電話にもなる。会社支給品の携帯電話はぶち切り、ついでにオストドの専用執務室の同居人の机の上にある内線電話のジャックを引っこ抜いてある。
ついでに、事務所へのドアを厳重にロックしてしまえば、“余計なお仕事”をしないで済む。
後は、辺りをキョロキョロ見回し、既に会社の駐車場から、コインパークに避難させた車へダッシュで逃げ切れれば、オストドの勝ち。そう・思い、娘であるメストド2号から鳴るはずの携帯電話をポケットに押し込み、事務所の玄関をロックするべく・・椅子から立ち上がった途端、職人’sが雪崩混むのを阻止出来なかった。

「お前!休むんだって?」
「当たり前じゃん!それが何か?」
「何かじゃねえよ・・ボケッ!この図面いつのだ?」
「あっ!・・・」
「あじゃねえよ!ココのところ・・こう言う風にしか出来ねえから・・こう直しておけ!」
「了解っ!後は・・・」
ビールくらい出すんだろうな?お前は休みで・・俺らは・・・」
「はいはい・・出させていただきますとも・・・」
「1ケースじゃ済まさねえぞ!」
「じゃあ・・2ケース+おつまみで・・・」

オストドが差し出した1万円札をふんだくると、職人’sは怒涛のごとく消えていった。

「仕方ない!直しますか・・・全く・・・」

そう呟きながら、CADを立ち上げ、職人’sの汚い手書部分を図面に起こしてゆく。

「おかしいよなぁ~ココは・・・あっ!あのヤローやりやがったな・・・まあ・・後で敵討させてもらうか・・」

ブツブツ言いながら、図面を手直しを行っていると、メストド2号である娘から、お迎えの催促の電話が鳴る。

「父ぃ~あと・・どれくらい?」
「はぁ?アンタからの電話待ってたんだけど・・・近くに行ったら電話するわ!」

何しろ、作成してる図面を打ち出し、職人’sへ渡さねばならない。プロッターを壊しておいたのだが、予備のプロッターがスタンバイ状態になっている。本来なら、現場事務所へ運んでしまえば問題が無かったのだけど、数日間無人のところへ、多少値が張る機器を運びこむわけにはいかない。

「梱包しちゃえば良かったな・・・」

中途半端に梱包はされかけていたのだが、「プロッター壊れたぁ~」とオストドが叫んだのが敗因だったのだろう。梱包作業をしていた職人’sのYが中途半端に止めて行ってしまったのだ。
その中途半端は梱包はものの見事に抜けがらにされ、職人’sによってテキパキと組みたてられたからには、打ち出しておかねばならない。
図面を打ち出し、“宴会中”の職人’sに図面を渡す。まあ、これで連休中に“仕事”を考えなくてすむと思ったのだが、これは儚い夢となることなど、その時は思わなかったのだが・・・

「そんじゃあ~仕事に励めよ!」

余計な一言を言わなければ、良かったのだろう。・・・励め=さっさと進行しておけ!と取った職人’sは、ご丁寧にも急ピッチで予定より前倒しに工事を進めるとは夢にも思っていなかった。
もしかしたら、職人’sの頭のお菓子を取り上げて喰った報いか?お休みに仕事をさせられる羽目になろうとは、この時点では想像がつかなかったのだ。

途中、メストド2号を拾い上げ、自宅へ戻る。1日休みだったはずのメストド1号は、荷造りと洗濯に没頭していて、ひとつ“大事な事を忘れている。オストドのエサの用意を忘れていたのだが・・・・
敢えて、書くまい。彼女は前日ハードな仕事をし、山の様な洗濯物をこなし、旅立ちの荷造りに没頭していたのだ。仮に途中、本人が言うところの、“意識がなくなった”時間が何時間であれ、専業主婦ではないのだから、文句をひとつ言えば、100倍いや1000倍になって返ってくるのは、火を見るより明らかだ。

02、May 旅立ちの朝・・・



オストド&メストド1号の棲家からは、成田空港の方が近い。だが、航空券代を比較した結果、羽田発の方がコストが安い。そうなれば、いくら、奇人変人ともアホと言われているオストドでも、飛行機に乗れるのなら、羽田発を選ぶ。棲家から真っ直ぐ坂道を、ゼエゼエハァハァと息を切らし、20分ほど登ればJR津田沼駅へたどり着く。
まあ、自宅そばかたバスもあるのだが、朝食を仕入れねば、腹ぺらしの2頭のトドは、何をしでかすか解らないほど、凶暴になる危険性がある。
そこで、コンビニを経由して京成で一駅。京成津田沼より、空港リムジンバスを選択した。
途中、渋滞個所があり、バスは躊躇することなく、途中の大井南ICを降り、一般道を進む。
勿論、航空会社の選択はANA。オストドもメストド1号もスーパーフライヤー。ついでに言えば、二人とも、オタク就業sぎた身である故に、正会員である。プレミアムクラスのチェックインカウンターに、引き摺ってきたキャリーを預け、優先レーンへ進み、そのままラウンジへ駆けこむ。
オストドはここでそれなりにニコチン供給をしなければならない。


(羽田・・ANAラウンジ)


(ラウンジからの眺め)


(目の前を離陸してゆく飛行機が見える)

AM9:45 優先搭乗でANA19便 B777-300に乗りこむ。オストドの席はCであったのだが、メストド2号が窓際へ吸われと言う。まあ・・ありがたい事にしておく。



AM10:00丁度、ドアクローズ。AM10:07 トーイングカーに押し出され、60番ゲートを後にする。
その3分後には、出発の準備が全て整い、エンジンが唸りを上げ、にこやかに手を古整備士さんに思わず、こちらも手を振る。

「えへっ!こりゃ幸先いいわ!」
「えっ?」
「だって・・幸運の女神様だよ!女性の整備士さんまで手を振って居るもの・・・」
「ったく・・・あんたは・・・」
「ハイハイ・・・その辺で・・」 さうがは潤滑油のメストド2号にたしなめられる。

トド3頭を乗せたB777-300は、AM10:17.RUNWAY16Rに正対すると停まることなく、そのまま加速を続ける。

「VIだな・・・はい、ローテーション。V2・・ギアーアップ」
「あんたは・・もう!」
「凄いでしょ?身体に沁みついているのかな・・・体感速度」

本人が言うのも何だが、立派なオタクである。まあ、それだけ数千フライトに乗ってきたわけだから、勝手に身に付いてしまったものなのだろう。

「んっ?おかしいな・・・ああ・・そうか・・・空域の問題があったんだっけ・・」

ブツブツ言いながら・・飛行マップを手にルートを推測する。

「そうすると・・やっぱり・・・」


(海ほたるです・・)

「はい・・この辺で右旋回してくれなきゃ・・・」

どうやら、オストドがフライトシュミレーターで散々飛行?した経路を通るらしい。

「ほい!眼下には初島だな・・・そうなると・・豊橋を抜けて、槇原で右旋回、最終着陸態勢・・・」

オストドがブツブツ言っているそばで、メストド1号と2号はぐっすりと眠っているのか、それともタヌキ寝入りでもしているらしい。高度7300mから、徐々に高度を下げてゆく。

AM11:03 RUNWAY32Lに着陸。定刻どおり13番ゲートにスポット・イン。
さっさと荷物を受け取り、なんば・OCAT方面行きのバスに乗るために、チケットを購入。
一人620円。3人分で1860円。

「ねえ!父・・今のうちに補給しなくていいの?」

ありがたい申し出である。パイポは持参してきたが、この先、いつもなら喫煙車両に乗るオストドだが、今回は禁煙車を予約してある。まあ、禁断症状が出たら、喫煙車両に出没すればいいことである。


オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ③へ続く









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オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ③ [2010年GW 伊勢参拝の旅]

伊勢路への途中で・・・

オストドの計算では、11時30分発のバスに乗れば、遅くても12時過ぎには、難波へ着くはず。
近鉄難波駅で、ネット予約した特急券を受け取り、乗車券も購入しても、14時05分発の近鉄特急の発車まで、ゆっくりとちゃんとした昼食を摂る時間があったはずであった。
しかし、旅の神様はどうやら気まぐれらしい。
まあ、敢えてちゃんと“余裕”を持ったスケジュールにしているのは、オストドの癖のひとつである。

「まあ・・大阪の商人魂をしっかり見させてもらったわ!」

オストドがバスを降りて吐いた一言である。南ターミナルを出たバスは、北バスターミナルに立ち寄り、
補助椅子全て埋まるほどの人を乗せ、難波を目指したのだ。
しかし、オストドは神様に感謝しなければいけない。幸い、オストドの横に座ったのは、オストドより若い女性である。太ったオバチャマやオッサン、押しつぶされなかっただけ、幸運を感謝しなければならない。

「そうか・・大阪では、時間まで値切るんだな・・・」

次にオストドが吐いた一言である。出発時にバスのドライバー氏は、40分程と言った。
それが正味1時間2分もバスに閉じ込められていたのだ。メストド2号の機転で一服していなければ、オストドは凶暴化していたかもしれない。まあ、パイポを咥えていたので、気は多少紛れたのだが・・・

撮り鉄撮ったどぉ~

バスはドライバー氏の言うとおり、渋滞に嵌った。



「どこの馬鹿じゃ・・事故ったアホは・・・」

一般道では事故るくせに高速道路では、事故っていないオストド。一度だけヒヤリとしたことがあった。当時、某メーカーのスカイラインをぶっ飛ばしていた時、クラッチ板が粉々に吹っ飛び(新品交換したばかりだった)、ギヤーが繋がらないのである。まあ、この時くらいである。
隣に座る女性がデジカメを取り出し、事故渋滞の写真を撮っている。

「なるほど・・・」

オストドも負けじとカバンから、カメラを取り出した。ちょうどいいカモ?ではなく、被写体がオストドの座る席の窓側に確認できたのだ。





オストドとメストド軍団が、バスから吐き出されたのは、なんばの空港リムジンバス乗り場。おもむろに・・地下へ突っ込む。オストド。

「ねえ!なんで・・」
「解っているんでしょうねえ~」
「いいから・・大阪の地下街なら繋がっているはず・・・」

野性の感だけを頼りにずんずん歩く。まあ、どこの都市でも歩けるぐらいだから、なんとかなる。
ただ、内心は・・・「本当にこっちでいいんだよな?」という思いが拭いきれないのだが。

「どこから・・湧いたんだ?」
「どこからって・・・やあねえ~」

近鉄の窓口に並び、特急券と乗車券を入手。面倒なので、往復分発券して貰うことにした。
特急券と乗車券を入手して、売店を覗くメストド軍団と合流すると、何やらお菓子を購入している。

「さてと・・昼飯・・・」
「食べるところ・・あるのかしら?」
「あると思うけどねぇ~」
「混んでない?時間・・・」
「大丈夫!構内にあるはずだから・・・」

メストド2号が柿の葉鮨を購入。オストドはとあるショップでアイスコーヒーとBLTサンドを購入。メストド1号はホットのみでいいとのこと。トマトを入れ忘れられた・・BLTサンドを食し、メストド2号は柿の葉鮨を完食。メストド1号は、先ほど購入したカップケーキと言えばいいのか、お菓子を平らげる。

「まだ・・時間ある?」
「あるけど・・」

その声にメストド2号は財布を握り、席を立つ。

「どうやら・まだ喰うみたいだ・・」

オストドはその後を追いかけ、レジでお金を払おうとしていたメストド2号を制し、その代金を支払うことにした。

「よく・・喰えるな・・・」
「父は・・そうか・・チキン駄目だったっけ?」

そう言うなり・・チキンソテーの載ったプレートを平らげ始めるメストド2号。見ているだけで、充分である。

「うっ!髪の毛入ってた・・・」
「どうする?」
「いいよ・・別に!もう二度とここで食べないし・・」
「だな・・・」

店を出て、一言注意をしに言ったメストド2号。まあ、その結果、調理担当の男性が追いかけてきて、謝罪したけど、ネタにしないとは言わなかったので、ここに記させていただく。店名は敢えて言わないけど、近鉄大阪難波駅構内の黒カレーのお店の斜め前とだけ、記させていただく。まあ、なかなか美味しかったけど、衛生面は???である。まあ、ここで食事をすることは、金輪際ない。
売店でペットボトルのミネラルウォーターとお茶を購入して、ホームへ降りてゆく。
そして、本日最後になる近鉄特急に乗りこむ。
指定された席は、4号車通路を挟んで並んでいる。
難波を出発時は空いていたオストドの隣には、先ほどより若い。多分、メストド2号より若いかもしれない女性が乗りこんで来た。オストドはまたもや、神様に感謝申しあげたのだ。




(本邦初公開!並んで寝ている・・メストド軍団!)


(おお!ここにも・・撮り鉄クンが・・・微動だにせず・・・)

PM15:57 伊勢市駅着。メストド軍団を引き連れ、跨線橋を渡り、JRの改札口を出る。

「さてと・・・先にチェックインするか・・」

JRの改札を背中にし、左側へ踏み出せば二泊お世話になる日の出旅館がすぐ見える。
本来なら、折角、美しき国三重に来たわけだから、松坂牛に伊勢エビ、鮑くらいは、メストド2号に喰わせてやろうと目論んではいたのだが、メストド1号に窘められたので、敢えてレトロな旅館を選択したのだ。
ゴールデンウィーク料金でも、1泊朝食付きで一人7350円はリーズナブルな値段である。



オストドとメストド軍団が案内されたのは、木造3階建ての本館2階。桜の間である。隣の桐の間までぶち抜いてあり、18畳もあるし、テレビが2台もある。



道路に面した玄関上の部屋だが、二部屋分のスペース。窓側の一角にオストドは、無理を言って灰皿を貰い、喫煙スペースを築いたのは言うまでもない話である。
着替え終え、(何しろスーツを着用して来ていたので)オストドは、カメラ片手に館内を散策。ついでに、夕食を摂れそうな場所を探すべく、外へ飛び出す。

「ふんふん・・庄屋があるのね・・あっ!さと発見!」

街中をぶらついていると・・携帯が鳴った。会社関係なら出ないつもりだったのだが、メストド1号からだった。

「お風呂の支度ができましたって・・・」
「へっ?」
「アンタ・・お風呂尋ねたんでしょ?」
「そうだった・・・」

旅館へ戻り、一番風呂を頂くことに・・湯温を確かめると・・・

「うわぁぁぁぁぁ~」

多分、オストドが、風呂・風呂と喚くものだから・・ボイラーからそのまま熱湯だけを給湯したらしい。
以前、冷泉に飛び込んで後悔したことが、ここで役立ったのである。

「いつ以来だろ・・・こんな熱湯風呂・・・ああ!あの時以来だ・・」 

そうほざきながら慌てて水道の蛇口を捻り、大量の水を浴槽に流し込む。
懐かしい記憶が蘇ってくる。身体を隅々まで洗い上げ、それでも少々熱い湯船に身体を沈めると、旅の疲ればかりか、心まで清められてゆく錯覚を覚える。

「あれ?もしかして・・風呂は一か所かな?確認しておかないと・・・」

仲居さんを捕まえ、確認することにした。オストドが浸かっている間に、女性が入ってくるのは、基本的にはウエルカムである。北海道のある温泉では、露天風呂が上が女性用、真ん中が混浴、下側は基本男性。但し、ウエルカムのお風呂で、露天風呂で宴会を催したこともある。まあ、じっちゃま。ばっちゃまが殆どのツアーだったし、バスガイド(嬢とは口が裂けても言えない・・オバチャマ)だったので、若いドライバーさんを巻きこみ、大宴会を催したこともあるし、知床の山の中の温泉でも混浴で夜空の星を眺めたこともある。おまけを言えば、東北のとある秘境の温泉では、某N○Kの女性アナウンサーとも混浴したし、女子大生のグループが入って来た事もあった。
その時は確か、地元のお巡りさんと一緒に入浴しており、こっちが出るに出られず、のぼせて二人して脱衣所にひっくり返ったこともある。
まあ、オストドがそういう事故に遭うケースは、基本ウエルカムである。しかし、逆のケースもあるわけなので、確認しようとしたわけだ。

「あのぉ~お風呂って交代制?」
「いいえ・・お好きな時にどうぞ!」
「どうぞって・・女性用のお風呂は?」
「こちらですけど・・・」

覗くわけにはいかないので、場所を確認すると部屋へ戻り、メストド軍団に正確な風呂の位置を教えた。
それともうひとつ・・湯温を確かめる様にと・・・


オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ④へ続く






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オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ④ [2010年GW 伊勢参拝の旅]

願いを胸に・・いざ!参拝 ①

03,MAY AM08:00

「この宿泊料金でいいわけ?」 そう尋ねたくなるほどの心尽くしが感じられる朝食を頂く。
正式に御垣内参拝をさせていただくわけだから、オストドはスーツに身を包み、メストド軍団も華美ではなく、
また質素でもなく、神様に失礼にならない程度のワンピースを着用している。

「それじゃあ~行こうか?」
「そうね」

宿のおかみさんに一声掛け、まずは月夜見宮を目指すことに。





途中、駅前でタクシの運転手さんに声を掛けられたが、今回はなるべく自力歩行で廻りたい。
せめてもの願いは、“大願成就”のために、少々悲鳴を上げている身体が持つことを祈るばかりだ。
神様の聖地に入らせていただくわけだから、鳥居をくぐる前に、一礼をする。敢えて教えなかったが、メストド2号もそれに倣う。手水の礼儀作法も一度で覚えてくれた。この時、オストドはある確信を覚えた。
参拝で願うのは、ただひとつ。

「禍は全て我一人に給え賜え。出来る事なら多くの人々に少しでも希望の灯を」

これはいつもオストドが祈願するときに願うことである。されが、自らが課した贖罪のなのであるし、仮に自らの願いを祈願しても、叶わぬものは充分に認識している。
参拝を終え、神様の領域である聖地を一礼して出たときであった。

「ねえ!父!何か空気が違うんだけど・・・」
「なるほど・・やっぱりそうか・・・」
「えっ?」
「いや・・何でもない。」

慌てて口を噤んだのだが、間違いはない。メストド軍団は、神様からオストドの許へ遣わされた“使い”であったのだろう。

「じゃあ・・次は外宮へ行くからね」





「いいかい!ここは必ず左側を通行するんだ。いいね!」
「真ん中を歩いている人もいるけど・・・」
「いいかい!真ん中は神様の道なんだ!それだけは覚えておきなさい。」
「うん。」


(外宮では左側通行ですが・・・知らない方も多いみたいで・・・・)




(別宮 多賀宮・・・・ちょっとした渋滞?)


(別宮 土宮・・・アベックさんにカメラ目線いただきましたが・・・カットです!ここも・・渋滞?)


(別宮 風宮・・・肖像権侵害しない様に・・カットしないと・・・ここも渋滞?)


(何かの顔に似てませんか?亀・・・そう!亀石です。)


(三っ石・・・知る人ぞ知る・・パワースポット?)


(ここが・・・外宮です。やはり・・渋滞!)

「次は・・・」
「どっちから廻るの?」
「えっと・・・・考え中!」

外宮を後にして、外宮前から臨時バスに乗ることにした。一日パスを買おうか?出発前まで迷っていた。
しかし、今回は出来るだけ歩きたい。そう考えた。ただ、外宮→内宮までは距離がある。オストドだけなら、歩いても良かったが、メストド軍団にあまり負担は強いたくもない。(外宮→内宮前 @420)

「大体さぁ~邪魔なんだよね!」
「えっ?」
「いつも車だけどさ・・・駐車出来ないの解っているじゃん!」
「いつもは・・バスが邪魔!”って言っているわよね。」
「まあ・・自己中は誰でも一緒でしょ?」 呑気に答えるメストド2号。
「お前に言われたくないわ!」と心の中で叫ぶオストド。

バスは渋滞の車列に阻まれ、あと少しで専用レーンに入れるところで、渋滞に嵌る。

「道理で父が今回車は嫌!と言ったのが解る気がする・・・」
「でしょ?学習したからな・・・」
「学習?」
「そう!前回は、駐車場が混んでたからねえ~」

そう呟いた途端・・バスはやっと専用レーンに進入して、渋滞の車列を眺めながら進んでいった。

オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ⑤へ続く・・・







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オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ⑤ [2010年GW 伊勢参拝の旅]

願いを胸に・・いざ!参拝 ②

AM10:30すぎ・・・内宮でバスから降りる。

「ねえ。ちょっと・・・」
「駄目!参拝が先」

少々、不機嫌気味になったメストド軍団を引き連れ宇治橋を渡る。



「父!ここは・・・右側通行じゃない」
「そうだけど?」
「さっきは左側だった・・・」

外宮では、左側通行。そして内宮では、右側通行である。誰が定めたのか知らないけど、決まりには従わねばならない。メストド軍団は喉の渇きを訴えていたのだろう。オストドもそうだ。だが、先人たちは、長い道のりを歩き、伊勢に参拝に出かけたのだ。ここは、少々、苦行しなければならない。
神苑を抜け、手洗所。つまり、トイレに立ち寄る。メストド軍団を先に行かせ、その間にオストドは古い御札を納める。火除橋を渡り、手水舎にて、“お清め”を行い、一の鳥居を一礼して潜り、二の鳥居へ向かう。
ここの間に清々しく心身を清められるわけだ。

「ねえ・・あの人たち知らないの?」
「ああ・・そうだろ!ほっとけ・・面倒だから・・」

何度も言う様に参道の真ん中は、神様の道である。俗人が歩いていいわけがない。
二の鳥居の前で、今歩いてきた道に向かい一礼。そして二の鳥居に入る前に一礼をする。
ここでは、最初に“風日祈宮”へ向かう。風の神を祀る別宮である。
本来なら、風日祈宮橋を渡りたかったのだが、遷宮にあわせて架け替え中のため、仮設の橋を渡る。



人が聴いたら幻聴?とか気が狂ったのか?と言われそうだが、敢えて記させていただければ、

「よくぞ!参ったの・・連れてきているのは、娘じゃな!」 そう聴こえたのだ。

先日の参拝の折り、「今度は娘を連れて訪れるがよい」そう告げられていたのだ。


(ここから声が聴こえたので、コンデジで撮影してみたが・・・)


(神風で・・皆さんへの禍をふっ飛ばしていただく様にご祈願しました・・)

いよいよ“御正宮”で御垣内参拝である。その前に遷宮のためのご寄進を少々させていただく。
オストドの手元には、2枚。言い換えるとするならば、特別参拝券がある。前回は、オストドの名義でご寄進させていただいたので、今回はメストド1号の名前でご寄進させていただくことにした。


(御正宮で・・・大渋滞。)

「ねえ・・父!」
「何?」
「将棋倒しにならないかな?」
「大丈夫!神様が護ってくださる。」

ゆっくりと列は進む。オストドが最上段で振り向いたら、凄い列になっていた。
3枚の特別参拝券を衛士に提示する。みだりが話へ進む様に指示された。

“なんぼ包んだら・・拝ませてもらえるねん!”

オストドの前では、モロに見た目。”関西のおばちゃん”と声をきかなくても解るおばちゃんがしつこく、装束を身につけた若い職員に喰ってかかっていた。

「なんぼ包んだら!中入れてもらえるねん!」
「はあ・・まずは、そのお衣装では、特別参拝いただけませんが・・・」
「何でやの?折角来たんやから・・ナンボ!」
「ですから・・そのお衣装では、神様に失礼にあたりますので・・・・」
「せやから・・ナンボ!」
「本日のその身なりでは幾ら包まれても・・・・」
「そうやったら・・着替えてくれば宜しいんやな?で・・ナンボ包むねん!」
「はあ・・・その・・・・」

オストドも知りたかった。以前、ツアコンとして、“御垣内参拝”を2度ほどしたことがある。
その時は、神宮会館に宿泊すれば、一人1000円。そうでなければ、一団体10万円と聞かされ、記憶していた。現在なら幾らご寄進すればいいのか?ふと興味が湧いた・・・・

「せやから・・・そんときはナンボやねん!」
「はあ・・・1000円以上ご寄進頂ければ・・・」

おばちゃんの勝ちである。1000円はじめて職員の口から出た言葉だ。忘れない様にメモしておく。
いよいよ・・オストドとメストド軍団の番である。オストドの差し出した3枚の券に“証”の印(シャチハタだった)をペタペタと押して返してくれる。荷物を所定の場所へ置き、お祓いを受け、先導され、御正宮の前へいき、参拝させていただく。
参拝が終われば、また先導されて御垣から出てゆく。




(いずれ・・・大神楽を・・・奉納するつもりであるが・・・今回は・・・)

新しい御札とお守りを分けていただく。メストド軍団。特に2号はここいらが限界点に達している。そう教えてくださったのは、本人の口からではない。風の神様がそっとオストドに教えて下さったのだ。

「喉渇いたろ?それに・・・限界が近い様だな・・」
「何で解るの?」
「ひ・み・つ!」



少々、端折らせていただいて、宇治橋を渡る。この辺でメストド軍団に休息と憩いを与え、更にはオストドの胃袋にも燃料を詰めねば、クーデターが起こる危険性があった。
まあ、予定どおり午前中にここまで参拝できたわけだから、暫し休憩にすることにする。

オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ⑥へ続く・・・・






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オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ⑥ [2010年GW 伊勢参拝の旅]

“腹が空いては・・・暴動が起きるかも”

いつもの旅なら、腹が減って不機嫌になるのは、オストドである。
まあ、朝からしっかりと・・美味しい朝食を腹いっぱい詰めこんであるので、まだ、空腹感はなかった。
しかし、メストド1号とメストド2号の2頭のトドは、明らかに機嫌が悪くなりつつある。
まあ、無理もない話。そういえば・・ここまでだけでも、結構歩いているわけだし、気温も高い。
その中を正装して歩いているので、余計疲れが出てきているのだろう。

「じゃあ・・とりあえず・・喉でも潤すか?」
「うん!」

まるで、水を得た魚とでも言っていいほど、明快である答えと笑顔が返ってくる。
まあ、どこで休んでも似たり寄ったりであろう。そうなれば、目に付いた所で、しばし休憩すれば良い。



「私・・クリームソーダーと伊勢うどんね!」
「じゃあ・・俺も・・・」
「私は・・・宇治金時かな・・・」

オストド&メストド2号が平らげても、まだ・・かき氷と格闘するメストド1号。

「何やっているわけ?」
「固いのよ・・・どれ・・・」

確かに・・固い。金属のティースプーンが折れそうなほど堅い。メストド1号が2号の助けを借りて、格闘している間に・・窓を開け、ニコチン補給させていただくことにした。
すると・・・常設されている露店とでもいえばいいのか?お店の屋根の上に・・・


観光客を迷惑そうに眺める・・・猫)

ここまでは、スケジュールをほぼ消化しているので、ここからは、メストド2号のお買いものタイムである。
メストド2号は購入したもの・・・

御当地キティーのボールペン・・2本。
伊勢うどん・・3食入り・・一袋。
松坂牛の佃煮・・・3箱。
生みそタイプの伊勢エビ?の味噌汁・・1袋等々・・・・

勿論、持たされるのはツアコン兼ガイド兼雑用係のオストドである。
まあ、ブラブラとしながら・・あちらこちらの店を覗く、娘は相変わらず・・小さい時の面影のまま。
途中、升茶を売るお店に立ち寄る。まあ、お茶が飲みたかったわけだが・・味見をしたら、1000円ではまあまあのお味だったので、一袋自宅用に買うことにした。これもまた、オストドの荷物となる。
次に・・喰い意地が張った・・オストドとメストド2号の眼に入ったのが・・・



もう・・これは喰わねばなるまい。昨夜、松坂牛!松坂牛!と喚いてみたが・・一喝されている。
匂いにつられ・・ついでにヨダレがポタポタと・・・・

「喰う?」
「いいねえ~1号は?」
「あたし・・肉食い系じゃないから・・・」
「あっそ!で・・どれがいい?」
「安いのでいいよ・・」
「馬鹿言っちゃいけない・・喰うんだったら・・いいところ喰っておけ!」



「お兄さん!極上2本ね!」
「父・・いいの?」
「いいの!」

待つ事しばし・・・香ばしく焼き上がった・・・極上の松坂牛串。



一本1200円也・・・美味かった。オストドの狙いは当たったのだ。その後、色々美味しそうなものを売っていたのだが、メストド2号は、「折角の松坂牛の味が・・」と言っていたのだ・・・・

ブラブラと散策を終え、次に向かったのは、“導きの神様”である。猿田彦神社である。
ボランティアなのだろうか?少々、ハンディキャップを背負っている青年が道を教えてくれた。
多分、彼も“神様の使い”なんだろう。次から次へと行きたい場所を尋ね、そして細かく案内してくれる。

“生まれてはじめて・・・・”

彼の言うとおりに歩いていくと、確かに“猿田彦神社”にたどり着いた。やはり、神の子だったのだ。
神様は乗り越えられない試練は与えない。





参拝の前に、自分の生まれた年の干支に手をかざす。不思議な事に神様の声は益々、オストドに聴こえる。
オストドがそうすると、メウトド軍団もその様にした。
その後、仲良く三人揃って参拝。ここでオストドが願うのはただ一つ。愛娘であるメストド2号の導きを、ご祈念したのだ。その後、メストド2号がおみくじを引くと言いだした。

「いい?無心で引きなさい!」

メストド1号に促されて引いたおみくじ。メストド2号が今まで一度も引き当てたことがない。”大吉”であった。

「ねえ・・なんて書いてあるの?」
日本語だけど・・・」
「意味が・・・」

まあ、仕方あるまい。ここで、解釈をメストド1号がメストド2号にしている間・・・
オストドはもう一度・・・神様に向かって深々と一礼をした。

「ほら・・ここはね・・目上の人の意見をきちんと聞けばもっといい事が待ち受けている」・・・
「じゃあ・・親の言う事聴け!ということね!」

オストドとメストド1号は娘である2号のために、導きのお守りをひとつ分けていただいた。

「いいかい!これをしっかりと持っていれば・・いい方向に導いてくださるから・・・」

こうして間もなく・・・この旅最後の参拝のため、月読宮へ向かい・・歩き始めた。


オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ⑦へ続く・・・・






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オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ⑦ [2010年GW 伊勢参拝の旅]

“最後になるかもしれない・・祈り”

「やるのね・・・」
「まあね・・・言っておくけど、止めたって無駄!」
「解ってるわよ!思う存分やっていいわ!骨は拾ってあげるわよ・・」

猿田彦神社から、徒歩で月読宮へ向かう。ここへ来るまでに、三っ石、亀石、風日祈宮そして猿田彦神社で、浄化され、さらに蓄積させていただいた・・力。
すべてを一気に解き放つ時が刻一刻と近づいている。勿論、それぞれの宮で御助力を祈念している。

「その力を全て解き放つがよい!」 オストドはその声に従い、今回の旅に出たのだ。

別に頭がおかしくなったわけでもない。
月読宮にある・・すべての宮に更なる願いをかける。






(左が1号・右が2号です。)





「お力を借りることによる。禍は全て我一人に、代わりに御助力を願うものなり・・・」

オストドは呼ばれる方向へ歩きだす。





「ここだ!ここからなら・・届くかもしれない。」

オストドは手早く祓い詞を奏上し、溜めこんだ力を一気に解き放つ。
そして、あることを行ったがここでは書くまい。多くに人々に少しでも希望の灯りが届く様に・・・
それだけにしておけば、後日。オストドは倒れることはなかったはず。
しかし、とある呪術も風の神に託してしまった。中途半端な就業しかしていない身では、その代償は払わねばならない。


(オストドが気を放った瞬間の木々・・お解りいただけるだろうか?)

「終ったの?」
「ああ・・・でも・・まだ・・残っているみたい。」

オストドはある命の恩人から託された力を全て、神様に返したつもりだった。
しかし、その時オストドはもっと多くの代償として、神様から祈りの力を賜わったのだ。

「返したつもりだったんだけど・・中途半端だったみたいだ・・余計、背負わされたみたい・・・」

空っぽにしたはずの“力”はすぐ満たされてくる。他人のために祈れば祈るほど・・・・
その力はまた勢いを増すのだろう・・・・

オストド&メストド1号・2号・・それぞれの祈りの旅 ⑧へ続く・・・・














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